ゼファー1100の後ろブレーキをカスタムします、純正のスライドピストンタイプから対抗2ピストンのブレーキキャリパーにします。
純正のブレーキキャリパーを分解。
分解して洗浄してから保存しておきましょう。
使用するブレーキキャリパーはAPレーシングのCP3696。
カワサキの空冷4気筒にはこの武骨なデザインが合います。
問題になるのはパッドの当たり幅に差が有り過ぎる事。
左が純正、右がCP3696用。
色々検討した結果、今回はブレーキディスクをZRX1200純正を使用する事に。
MAGTANホイールにZRX1200のディスクプレートを装着するためのアダプターを製作します。
使用する材料はアルミ合金A2017の丸棒太さ140ミリ。
旋盤加工で表面を平滑に整えます。
分度器を使用して穴位置をケガキします、
穴加工は通常割出し台をセットしてフライスを使用するものと考えがちですが、
フライスを使用すると
時間が掛かり過ぎて商売になりません。
固定観念に縛られていてはモノ造りは出来ません。
ボール盤で穴加工。
裏面にホイールに合わせて逃げ加工。
ネジ加工。
ディスクプレート取り付け面の加工。
キャップスクリューを使用するための座ぐり加工。
裏側を大幅に切削して軽量化。
あまり細かな肉抜きを施すとカスタムコンセプトから外れるので程々に。
ディスクプレートを固定するためのボルトは定番の形状。
従ってアダプター側の穴も座ぐり加工が必要。